これまで Fenderのベースを何本か使用しています。 Fenderには Fenderの良さがあり 気に入っています。 しかし、 J-bass/P-bassともに 音が太い傾向にあります。 もう少し低音を締めて、 抜けを良くしたいのと、 軽く・ボディーがコンパクトなのが いいなと思っていました。
Warwickは これに当てはまっていますが、 J-bassのようなタイプがほしかったのです。
Sadowskyは、 ニューヨーク製(NYC)と日本製(metroline)があります。 違いは 価格(NYCはmetrolineの倍以上)、 NYCはチェンバー機構(ボディーの一部がくりぬかれている?)なところです。
チェンバーにより音のキャラクターは 違うようですが、 Sadowskyさんによると チェンバーは音質目的ではなく、 軽量化のためだそうです(店員さん談)。
今回手元にきたのは、metro MV4です。 この個体は メイプルネック・アッシュボディーにもかかわらず、 3.5kgととても軽量です。 NYCの同モデルでも3.6kgのものもあるので、 木材による個体差のようです。 (通常metroline MV4は4.1kg前後だと思います。)
音質は Fender J-bassに比べ、 低音の膨らみはおさえられ締まった音ですが、 細すぎることはありません。 アクティブなので low / highをかなりコントロールでき、 ズンッとくる音や 抜けの良い音にしたりできます。
また、 パッシプにも切り替えられ これは電池が入っていなくても音がでるので、 電池切れによる不安がありません。
パッシプの音も すばらしく、 通常はパッシプで 必要なときにアクティブにする使い方でも十分です。
ジョイントはプレートがなく ボルトのみの影響もあってか、 楽器自体の響きもよく、 弾いていて気持ちいいです。 軽量で、 ボディーも少し小さいのですが、 ヘッドに厚みがあるので 軽い音になりすぎていないのでしょうか。
音質もですが、 使い易いというのは 長く付き合う上で大切ですね。