月別アーカイブ: 2013年7月

◆ 水の底.

LEICA M9, Summilux 35mm f1.4 ASPH.

LEICA M9, Summilux 35mm f1.4 ASPH.

山の中を 迷ってしまったようだ。 もう 丸一日はさまよっている。 食べ物も 水も残り少ない。

そうしているうち 目の前がひらけ 沼にでた。 蒸し暑く 服が肌にまとわりついている。 水浴びでもするか。 鳥の鳴き声さえ聞こえない静寂が広がる。 すぐ脇に古い布の塊のようなものがあったが、気にも留めず 服を脱ぎ捨て 一気に バッシャーンと沼に飛び込んだ。 この真夏でも水は思いのほか冷たい。 長く入っていると凍えそうだ。 1メートルも先にいくと 足は届かない。

立ち泳ぎのように 手足をバタバタさせて 真ん中の方へ移動していく。 ヌルッ 足に何かふれた。 水草も 多く生えているのだろう。 沼の真ん中に 仰向けに浮かんで空を見上げた。 風も音もなく浮遊している。 何だか時間・空間・存在さえ感じなくなってくる。

すると 今度は背中に ヌルッとした感覚が。 水草ぢゃなく 魚だろうか。 少し気持ち悪くなり 水面から水の中を見てみる。 よく見ると 墨汁に灰を混ぜたような水で 中の方はよく見えない。

そろそろ上がるか。 岸の方を向くと 少し先の 黒く沈んだ水の奥に 二つの丸く 金色にギラギラ光る ものを見た。

一瞬 沼がざわついたが また元の 音も風もない 空間に戻った。

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NHKで深海ザメの番組をしていました。 深海の生物は 特殊な環境の影響か、 または普段目にせず見慣れないためか 奇妙な形のものが多く 興味をそそられます。

中には 愛嬌があるサメもいますが、 ほとんどは恐いです。 映像は実際泳いでいるもので、 カメラに喰い付いてきたりしており、 あるサメの場合 襲われると動けなくなるほどの 恐いツラしてました。 僕の中では、 テレビの中で恐いランキング1位でした。 再放送があれば また見てみたい。

◆ 機能と デザイン.

Nikon D4,  Carl Zeiss Makro Planar T* 2/100 ZF.2

Nikon D4, Carl Zeiss Makro Planar T* 2/100 ZF.2

スパイダー:『 コレからが、 至福の時。 』

獲物:『 コレからが ・・・・ 』

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この スパイダー君は、 チョッパーバイクを 思わせるような イカしたデザインですね。

一昔前までは、 道具を使うのは人間だけと言われていたような気がしますが、 蜘蛛の糸は道具には入らないのでしょうか。 鳥が木の枝を集めて作る巣も一種の道具のようですが。

それぞれに生きるための能力があり おもしろいですね。

ヒトの主な能力は やはり知能でしょうか。 とすると一般的に人間の持つ知能に欠陥があると、致命的と言うことになります。 それが察知できるかどうかも能力ですね。

◆ 現代の巨大アート.

SONY α77,Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA

SONY α77,Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA

モノ や 物事の真実を 見極められているだろうか。

その他の付属品や 真実をねじ曲げることによる利益 に惑わされていないだろうか。

それを 利用するにしろ、 利用されるにしろ 見極めることで リスクは減少させられる。

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この橋は ローマ時代の水道橋を思い起こさせますね。

まっすぐな直線と 優雅な曲線。 とても美しいです。

こういう建築物は デザインより機能が優先されるのでしょうから、 強度をあげるなどの結果このようになったのでしょうね。

近くで見ると 相当大きく 迫力があります。

何かで展示してあったり 美術館にある作品は 当然素晴らしいものだと思いますが、 日常にあるもので 特別な観賞用ではなくても この橋みたいに、アート作品のようにすばらしいものが結構ありますね。

それに気付き 見極められる人でいたいです。

ダムマニアの方も 同じ感覚なのでしょうね。

SONY α77,Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA

SONY α77,Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA

SONY α77,Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA

SONY α77,Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA

 

◆ 夕日に沈む.

SONY α77,Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA

SONY α77,Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA

あなたは どんな顔をしているの ?

夕日に沈んで わからない。  夕日が沈むと 存在さえ 消えてしまうでしょう。

あなたは どんな人 ?

どんな人だとしても、 夕日が沈むと 消えてしまうでしょう。

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シャガールの絵は 何度か見たことありますが、 ほんわかした ヘタウマな絵という印象でした。(いろんな人に怒られそうですが)

今月の月刊誌でシャガールの特集をしており、見てみましたが いろんなこれまで僕が知らないような絵も多くあるようです。 それは おとぎ話や童話に 狂気と凄味を加えたような、さらに 空間のゆがみと 鮮烈な色彩を加えたような なんかすごいものが沢山ありました。

◆ ホッ.

SONY α77,Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA

SONY α77,Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA

写真を撮り終え シートに座るとき。 ホッとする時。

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最近は、車にもLEDがいろんなところに使われています。

ヘッドライトに使われているものは カッコイイものも多いと思います。

他には、室内灯にもLEDが使われています。 内装やメーター類は暖色系なのに、白々としたLEDの室内灯は好きじゃありません。 おしゃれなcafeに 光々と蛍光灯が点いている感じなので。 LEDが使われ始めのためかもしれませんが、電球色のものもでてきているので、変更できればしたいくらいです。(仕方ないので照度を落としていますが)

以前乗っていたフランス車には、オプションでドアに赤いランプがつけられ それが夜ドアをあけ灯ったときは ベージュの内装と相まって 少し妖しく とてもいい感じでした。

もともと 白々した照明は嫌いで、 思えば小学生の頃から 自分の部屋は蛍光灯は消して、 電球のスタンドだけつけていました。

◆ あおいに Lock On.

OLYMPUS PEN E-P5, M.ZUIKO DIGITAL17mm f1.8

OLYMPUS PEN E-P5, M.ZUIKO DIGITAL17mm f1.8

あおいちゃんへの 顔認識の食いつきは尋常ではない。 さすが PEN。

(無理やり はずしましたが・・) (ちなみに 心霊写真でもありません。)

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E-P5使ってみて。 はじめJPEG画像の黒にあまりに締まりがなく、Nikonでいう アクティブDーライティングのような機能が働いているのかと思いましたが、そのような機能は見当たりません。やっぱり気になるので 説明書をみてみると ハイライトとシャドーの調節 (+/- 押して、INFO押すとでます。)がありました。調節すると好みになりました。これは 説明書読まなければわからない機能ですね。

ピントは、AF+MF(拡大)にしていますが、 これまでのレンジファインダーの持ち方では、レンズに手をかけているため、ピントが回ってしまい、すぐ拡大またはピーキングになってしまいます。 あとピーキング効果が強いです。

全体的には 使い易いです。

一番気に入っているのは、やはり デザインと質感ですね。 OLYMPUS PENの字体がいい。 レンズフードも12mm, 17mmは金属だし、レンズのデザインも測定器械っぽくて 女心より男心をくすぐるのではないでしょうか。

LEICA M9, DR Summicron 50mm f2

LEICA M9, DR Summicron 50mm f2

OLYMPUS PEN E-P5, M.ZUIKO DIGITAL17mm f1.8

OLYMPUS PEN E-P5, M.ZUIKO DIGITAL17mm f1.8

E-P5は レトロ風といっても 現代的でスマート。

DR Summicron 50mmは 金属感半端ないっす。

50年位前のものは、車にしてもカメラにしても金属感があり モノとして良いですね。 金属・革・木・ガラスで プラッチックがあまり使われていないものは良い。 ギター・スピーカー・真空管アンプ・Mcintoshのアンプが好きなのは こんな理由もあるのでしょう。

車だと アストンや ロールスあたりでしょうか。(もちろん 持ってませんけど。)

D4とZeiss ZFの 組み合わせも カッコイイから使ってます。

デザイン重視ですが、 もちろん中身・実力があってのことです。 そうでないと プラッチックに 金メッキですから。

 

◆ そのトキ.

 

SIGMA DP1

SIGMA DP1

何も考えず その場を感じる。

それで 充たされていく。

そんな 場所・時は、 かけがえのないもの。

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今日の朝は、 ひさしぶりに気持ちの良い朝でした。

 

◆ green water.

LEICA X2

LEICA X2

シーズンオフのプールは 緑色の濁った水に 枯れ葉が浮いており、 ここに入るなんて想像するのが恐いくらいです。

でも、 掃除され 青く透き通ったプールになると 緑の濁った水のことは忘れて みんな気持ちいーって入っちゃいますよね。

過去がどうだったかより 大切なのは今でしょうか。

◆ 霧の向こう側.

LEICA M9, SUMMILUX 35mm ASPH.

LEICA M9, SUMMILUX 35mm ASPH.

暗い中を まだウロウロしている。

ここを 抜け出しても 霧の向こうは見えない。

高い岩壁が 立ちはだかっているのか、 目のくらむような 崖が待っているのか。

できれば 青い空と海、 野花が咲く草原がいいな。

先に 進んで何があるか確かめよう。

少なくとも ここでは死にたくないから。

あとのことは それから考えればいい。

いや、 岩壁や崖の 攻略を考えながら行こう。

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連休開けは 憂鬱ですね。 でも、それも家をでるまで。

◆ ED 1/1.

OLYMPUS PEN E-P5, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0

OLYMPUS PEN E-P5, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0

落ち葉:『 きれいな宝石を 手に入れた。 でも、いつも いつのまにか なくなっているんだ。 』

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自然も 街も 刻々と変化しているので、 美しいその状態を そのまま手に入れておくことはできません。 どんなに権力があっても お金があっても。

写真は そのものではなくても、 その痕跡を 手元にとどめておくことができます。

ED 1/1 を持っているようなものでしょうか。