月別アーカイブ: 2015年12月

◆ Pickups.

SONY α7RⅡ, KERN-MACRO-SWITAR 1.8/50 AR

SONY α7RⅡ, KERN-MACRO-SWITAR 1.8/50 AR

エレキ・ベースは ピックアップ (PU)で音が変わります。 PUはリプレイスメント(交換)できるので 変えて楽しむこともできます。 音で一番重要なのは 素材の木・その組み合わせだと思いますが、 これは購入するときに 選ぶしかありません。

PUで どの程度変わるのでしょう。

無謀にもK&T J-LOMを買いました。(常識を逸脱する価格ナノです。)  これはヴィンテージコイル、俗にN.O.S.(New Old Stock)と呼ばれるマテリアル(要するに 60’頃のデッドストックのコイル銅線)を使用して、 手巻きで 途中で巻き方を 何度か変えることにより ヴィンテージに近づけて作製されてます。 その他 ノイズ対策(調合した薬品を混ぜた蝋?に 数回つける)などにも手間がかかっています。 価格が価格なので その実力が気になるところです。

どのJazz bassに乗せるか迷ったのですが、 Fender Custom Shop61にしました。 この個体は非常に鳴りがよく このままでも十分なのですが、 Custom ShopのPUはアタックがやや控えめで 1−2弦の音が弱く埋もれがちだったので、 個人的には少しストレスが溜まる感じでした。

Pickupの特徴を、 以下のPassive Jazz bassで較べてみました。 それぞれが 弾いていて気持ちよく、 これ1本あれば他はいらないと思わせるものばかりです。

  • 1)Fender Custom Shop 61 (PU: K&T J-LOM)
  • 2)Fender American Vintage 62 (PU: LINDY FRALIN)
  • 3)Fender American Vintage 64 (PU: Normal)
  • 4)Fullertone Jay-Bee 60 (PU: Wizz Custom Pickups)

 

傾向としては、4) と3) が似ており、 抜けが良い音です。 特に芯のある高音が 突き抜ける感じです。 4)が 最もパワーがあるため、 特徴がより強く出ています。

2)の NormalのPUは Fender Custom Shop PUと似ていますが、 それよりさらに おとなし目の音でしたので、 LINDYに交換しました。 (現行のFender American Vintage 64はNormalでも パワーがあり Custom shopのNormal PUより好みです。)

そして、 1) と2)の傾向は かなり似ています。 大まかに言うと ほぼ同じ感じがします。 4.3)より 太い音で ブリブリします。

LINDYと比べて あえて特徴を挙げるとすると、 K&Tは 音が暴れなく ノイズは少なく、 枯れた?・芳醇な音です。 LINDYの方が、 ややパワーがあり 音がハッキリ 新鮮な音です。 60年代の本物のVintageは 弾いたことがないので、 比べてどうか わからないのが残念です。

K&Tは1ヶ月ほど 音が変わってくるとのことなので、 どう変わるか・変わらないか 楽しみです。

この時点で、 Fullertone Jay-Bee 60 (PU: Wizz Custom Pickups)が弾いていて 一番気持ちいい音です。 でも、 ルックス・愛着・弾き心地など トータルでシックリくるのは、 なぜかFenderなのです。

ア〜—、 やっぱり選べない !!

 

◆ セッティング.

SONY α7RⅡ, KERN-MACRO-SWITAR 1.8/50 AR

SONY α7RⅡ, KERN-MACRO-SWITAR 1.8/50 AR

今年の春より バンドでベースをはじめましたが、 ギターやドラムと違い ベースは音が埋もれ聞き取れなかったり、 目立たなかったり 他の楽器と違う難しさがあります。

ギターは エフェクターをかけるので、 おおざっぱに言うと 生音が違っても調整しやすく、 違いが出にくいです。

ベースは 生音で大きく影響されるので、 楽器の良し悪しが重要になります。 いくつものベースを弾いていると、 それぞれに良さがあり 弾いていて気持ち良いのですが、 どうも1本 気持ちよくないベースがあります。

リンディーのピックアップに変えたりしたのですが、 改善されませんでした。 木の状態・組み方など そのベースの個性なのだと思い、 元のピックアップに戻し 売ってしまおうと思っていました。

ピックアップ交換の際、 楽器屋さんで 相談して調節してもらったところ 普通に鳴るようになりました。 ピックアップの高さや ブリッジやネックジョイント・ペグのネジ締めの強さなど 調節やセッティングが 楽器自体の質と同様に 改めて重要だと感じました。

 

◆ Union flag.

OLYMPUS E-P5, M.ZUIKO ED 60mm f2.8 Macro

OLYMPUS E-P5, M.ZUIKO ED 60mm f2.8 Macro

Hofner 62’ reissurは ホロウボディー(中空)ですが、 HCT500/1は センターブロックが入っているため、 響きが抑えられソリッドベース寄りの 現代的な音になっています。

パッシブPUですが、 パワーがありアクティブと同じくらいに感じます。 Union flagモデルは 見た目がポップで楽しくなります。

HofnerとRickne2本持ち出すのは、 大変なのでこれ1本でいけないかと思っています。

 

◆ バイオリンベース.

SONY α7RⅡ, KERN-MACRO-SWITAR 1.8/50 AR

SONY α7RⅡ, KERN-MACRO-SWITAR 1.8/50 AR

よく行く ヴィンテージ楽器などを扱っている楽器屋さんがあります。 店主は 穏やかな感じで、 自ら商品を勧めたりはしません。 以前は The Beatles Bandをされていて、 かなりのBeales好きのようです。

ベースの調節をしてもらいに行ったのですが、 hofnerのバイオリンベースが 置いてありました。 自分も Beatles bandをしているなど 話していると、 いつもとは違い 店主が Beatlesをやっているなら Rickenとバイオリンベースは必修だと 熱く語ってくるのです。 すこし強引なほどに。

Hofnerのバイオリンベースは ポールがBeatles時代より使用しています。 他に著名なベーシストで 現在もメインで使用している人は おそらくいないでしょう。 バイオリンベース=ポールです。

小さく・驚くほど軽量ですが、 想像より音は太く・堂々としています。 いろいろな音楽にも使えますが、 あまりにもポールの印象が強いのと やはりバイオリンベースは 音・フォルムが特徴的なので、  Beatles・ポール以外で使用すると プレイヤー・オーディエンスともに違和感を感じるでしょう。

そんなつぶしの効かないベースですが 店主の押しもあり、 それまでの思いとは反対に買ってしまいました。 おそらく62’ reissueですが、 30年ほど前のモノです。