時間が すべてのものを変化させていくけれど、 古いレンズで撮ると それが加速する。
古いものに写るのではなく、 未来が写っているのかも。
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Angenieuxのように ミルキーですね。
もうすぐ クリスマスですね。 クリスマスは 甘美で神秘的な感じがします。 これも 小さい頃の体験によるものではないかと思います。
部屋にはツリーが飾られ 色とりどりの電球がひかり 非日常的になります。 そして クリスマスの朝には 枕元にプレゼントがおかれています。 サンタさんが 持って来てくれると信じていたその感覚は貴重なものです。
もしかすると 人生で一番 貴重な思い出かもしれません。 今では、 純粋にいろんな事が 素直に受け入れられなくなっています。 生きて行くうえで は必要なことですが、 すこしさびしいですね。
その時のツリーは それほど大きくもなく 今のものほど豪華感はなかったですが、 一つ一つの飾りは素朴で キラキラとしていました。 電球もプラスチックですが いろんな色で星をイメージしたような形で チカチカ光りキレイでした。 そして、 ツリーを毎年組み立てるとき そのツリー特有のにおいがあり クリスマスのフワフワした不思議ななんともいえない甘美な感覚がよみがえりました。 新しいツリーでは その感覚はよみがえりません。
あのツリーは どうなっているのかな。
最近は、 音楽もハイレゾなどCDの音質を超えるものが いろいろ出てきています。 情報量からみればハイレゾよりレコードの方が 情報量は多いです(ノイズや回転ムラなどのデメリットもありますが)。 CDがでた当時はレコードなどより音質が良いという触れ込みでしたが、実際はレコードの方が総合的にはいい音な気がします。
写真もいっしょで、 デジタルは高画質になってきましたが、 フィルムに及ばない部分もあるのでしょう。
フィルムの時代に、 雑誌の写真をみて綺麗さや鮮やかさで ハッとしたことが多々あったのですが、 デジタル時代になってそういうことがなくなってきました。 眼が老化したことによる可能性は否定できませんが。
この2−30年は、 利便性は良くなり恩恵も多々ありますが、 質は低下していたのかもしれません。
エレベーターに取って代わられて 久しい。 滅多に人は 通らない。
そんな 静かな 階段の踊り場が 好きだ。
コツコツと 足音が 上から近づいてくる。 少し緊張する瞬間。
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小学生の頃は 踊り場で よく遊んだものです。 60年以上前に作られた校舎ですが、 コンクリート打ちっぱなしの建物でモダンでした。 廊下は外に面しており 胸位の高さの囲いがありましたが 乗り越えられるくらいの高さで、 3階でも そこにまたがって座っている子がいたり 安全性は現在ほど考慮されていなかったようです。 今から考えると 恐ろしいー。
小学校は移転し、 その校舎は もうありません。